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植草一秀氏を応援します!写真の無断転載厳禁


by yuutama1
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供述の嘘

ここ数日JR品川駅高輪口の写真を掲載しています。
下の記事も読んでいってくださいね。

                  ↓階段中間あたりの写真
供述の嘘_a0030009_10162395.jpg

上の写真を見ていただいた上で、最終弁論弁論要旨(補充)より
検察側の主張を見ると

【3 志賀の証言を裏付ける事情として,検察官は,
末永が本件エスカレーター上で被告人の手元をのぞき込んでいる志賀の様子を目撃しており,
その目撃内容が志賀の犯行現認状況と一致するからだと述べる。
末永の具体的な目撃証言とは,階段のちょうど中間辺りで
「志賀部長が被告人の体の右側から,その手元をのぞき込んで,その後,
被告人の右手をちょっと押さえるというか,触っているようなところを見ました」
というものである。しかし,この末永の証言は次のとおり客観的状況に反するものであり
全く信用性がない。
まず,末永が歩いていた階段上からこのような志賀の様子を目撃することは
客観的に不可能である。
被告人と志賀が乗っていたエスカレーターと末永がいた階段との間には
手摺りよりも高い障壁があるうえ,
階段はエスカレーターのステップよりもかなり低い位置関係にあり,
特に末永が目撃した場所とされる階段の中間辺りでは
上記障壁は階段を歩行する者の頭上を越える高さに及ぶ
(障壁は階段を歩行する男性の頭上を越える高さで,
手摺りパイプの位置の倍以上の高さに及んでいる。)。

階段とエスカレーターとの間の障壁の存在,階段とエスカレーターとの高低差,
志賀と被告人との位置関係,被告人後方の利用客の存在等の客観的状況によれば,
末永が志賀の様子を目撃することが不可能だったことは明白である。】

とあります。


写真を見れば明らかに供述は嘘であることがわかります。
志賀警官の作り話と口裏を合わせている事の証明です。

末永警官は志賀警官の作り話の信憑性を高めるために、
見てもいないものを見たと証言しているのではないでしょうか。
ジャパンポンチに書いてありましたが、裁判でも末永警官の証言には
変遷が多く、信憑性が無いと判断されたようですが、

まず、同行警官がこのような嘘を平然と述べるのであれば
志賀の証言の信憑性も疑われて当然だと思われます。

単に作り話に口裏を合わせているだけなのです。

同、補充より

【志賀はその被告人の右側後方から被告人の手元をのぞき込み
右ひじ後方をつまんだというのであり,末永の位置からは
志賀は被告人の影になってしまい見ることができない。
特に,志賀は,被告人の後ろにはエスカレーターの利用客が数人いたため
被告人の直後に割り込むことができなかったと述べており,
末永の位置からは,被告人の右側後方に位置していた志賀は,
被告人の後ろの利用客の影になってしまい見ることができない。】


一番初めの写真を見てください。
階段中央付近はこんな感じです。
弁護側の言う『男性の頭上を越える高さ』まさにその通りです。
写真の男性は少し手前に居ますが、
階段とエスカレーターを仕切る壁に近づいてエスカレーター上の状況が見える高さではないのです。想像してみてください。
どうやって上記の弁論要旨(補充)のような状況が末永警官に見えたのでしょうか。
嘘ではないでしょうか。
これまでの弁護側の主張は全て正しい事がわかります。
逆に検察側の主張は嘘を並べ立てたものだという事がわかります。
もっと写真を撮っておけば良かったと後悔しているのですが、
写真よりも品川駅高輪口。
絶対見てみればどちらの主張が正しいのかすぐにわかります。


因みに、中央付近では無い階段上からの写真も載せておきます。
私の目線からなので少し低いですが、こんな感じです。
           ↓柱を囲んだ手すりの横から見あげた写真
            この記事の写真(5枚目)に写っている柱です
供述の嘘_a0030009_10232524.jpg

           ↓壁のすぐ近くまで行ってエスカレーターを見た写真
供述の嘘_a0030009_10233294.jpg


末永警官がたとえ180センチもある大柄の男の人だったとしても、
エスカレーター上の人物を見ることは不可能なのです。


こちらも最終弁論弁論要旨(補充)から。

末永は当時の記憶に基づいて捜査報告書(甲3)を作成したと思うと述べながらも,
志賀の証言内容に合わせるように捜査報告書記載の供述に反して証言をする傾向を見せ,
どちらが記憶に基づくものか自信がなくなったとさえ述べる。

どうなっているんでしょうか。

よく、一つ嘘をつくとそこから派生する話全てで嘘をつかなければいけなくなる。
そして最終的に辻褄が合わなくなり嘘をついていたことがわかる・・・。
それの代表的な例ですね。

HPの方に冒頭陳述・最終弁論等あります。
是非印刷してゆっくり読んでみて下さい。
by yuutama1 | 2005-11-04 10:32 | 警官の嘘