植草一秀氏を応援します!写真の無断転載厳禁


by yuutama1
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宮崎正弘氏・メルマガ『ウエクサ・レポート』

宮崎正弘氏のメルマガ

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 の

今週の書棚という欄で、『ウエクサレポート』の事が書いてありました。




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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成18年(2006年)2月7日(火曜日)
         通巻1380号  
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<<今週の書棚>>

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植草一秀『ウエクサ・レポート』(市井文学)
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 小泉・竹中コンビによった出鱈目な経済政策を真っ正面から批判してきた植草さんは、まれな冤罪事件に巻き込まれ、ついには早稲田大学教授の座を追われた。権力の闇、地獄を体験して、捲土重来をはかる。
 小泉政権の主唱する「改革」の中味は空疎であるばかりか、ほぼすべてが改悪である。
 株価は循環的にも自立反転しているのであって、「小泉の経済政策がただしい」からでは絶対にない。
 かねがねそう考えてきた評者(宮崎)としては、この本の主張は頷けることばかりである。
 本書は、植草さんが乾坤一擲の精神と気迫とを籠めてつづる経済予測と市場報告である。

 さて冒頭で植草さんは言う。
 「90年以来、13年半にわたってレポートを執筆続け」てきた氏は一年半の中断を経て、レポートの再執筆と発行に踏み切った。
 主眼は「未来と向き合う研究」と「政治プロセスの重視」であるという。
「現実の経済・金融変動は、経済の自立的な変動メカニズムによって内政的に生じる部分と、経済に対して外部から加えられた力によって生じる部分とによって構成される。このうち、経済に対して外部から力を作用される経済政策決定は、政治からの影響を強く受ける」。
だからこそ「政治プロセス」を深く注視し分析し、研究を掘り下げれば、未来予測が絞り込まれ、的中率(確立)もあがる。

 早くから植草さんは「日本経済が景気失速を回避して2006年にかけて再浮上する」と予測してきた。
 氏は90年のバブル発生間際に「円高、金利低下、資産価格上昇」の基本環境が「終焉した」と明瞭に予告し、つぎは「円安、金利上昇、資産価格下落」の基本環境が到来すると預言した。
 じつは、このころ評者(宮崎)も、同様な予測をして全国を講演していたが、たまたま大阪で植草さんと小生が一緒に講演したことがある。

 宮崎が前座をつとめたので、内容が重複しないようにと先に植草さんのレジメを見せてもらった。な、なんと30ページ以上もあるのだ。
一時間の講演に30ページのレジメを用意する、そのサービス精神にも驚かされたが、内容はほぼ得心できるものだった。
 以下、本書は480ページもの分厚いレポートを時系列で集大成したものであり、その時々の市場の曲折を振り返ることができる仕掛けになっている。

 冒頭に書いたように、現在の日本経済の好調は「小泉政策」とは関わりがない。
 植草さんは、「03年以降、(1)株価反発(2)米国経済拡大(3)中国経済拡大(4)デジタル家電ブーム、の要因によって日本経済は浮上した」が、むしろ小泉竹中の政策ミスで「踊り場」を迎え、いまの経済の闇は「アメリカの代理人」と正論サムライ派とのたたかいである、と本質的構造を見抜かれているところが特徴である。

 アメリカの年次改革要求により、つぎつぎと日本的経営の特質と強さを奪われてきた日本は、最後の抵抗をしなければ経済植民地に追い込まれる趨勢であり、その代理人をつとめて郵政改悪やら会社法改正やらと、つぎつぎとアメリカ的方向に法律を作り替えてきたのが小泉政権ではなかったのか。
 しかしながら次期政権は国民期待の安倍晋三氏より、金融に強い谷垣氏であろうと示唆する理由も、植草さんは2007年から08年に駆けて消費税あげが日本の国内政治日程にビルトインされている以上、犠牲リリーフ役が必要とする根拠からとされていて、これまた明快である。
 本書は精密な目次が時系列についていて興味のない時期を省いて読むことも出来るが、通読して、もやもやしていた経済の闇が霧が晴れるように明晰になった。
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植草氏の部分だけ転載させていただきました。
その他の全文を読みたい方は、上記のバックナンバー4年分を見てくださいね。
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by yuutama1 | 2006-02-07 18:24 | 植草一秀氏